ハッピーエンド作品紹介ブログ

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「ショーシャンクの空に」〜「希望」という言葉を好きになれる傑作〜伏線解説感想考察!

 

 

 ひっさしぶりの爽快な映画。これ、これを待っていた。なんと言っても、ラスト 30 分が素晴らしい。見ていてとても気持ちいいが、それだけではない。心温まる、穏やかな気持ちになるのだ。アクション映画にはこの心温まる気持ちは出 せないし、ヒューマンドラマにはこの爽快さは出せない。「ショーシャンクの空に」は爽快かつ心温まる、最強の映画だと思う。

 正直言って私は、刑務所での不運な一生の話なのだろうと、前半を見て思っていた。日々の小さな楽しみを見つけて、最後は少し寂しく終わるのだろう、と勝手に予想していたが、いい意味で裏切られた。

 何よりも、レッドとの友情が胸にくる。ブルックスとの対比にもなっている が、レッドが生きていけるのは、主人公アンディのお陰だし、刑務所内での贈りものもお互いの希望になっていた。

 この映画の凄いところは、ラストの結末のために物語が動いていると感じさせないこと。刑務所での成⻑を着実に描いているから、それだけでも見応えがある。新人で目をつけられる厳しい立場から、己の能力を活かして刑務所内を居心 地のいい場所に作り変えていく様も、見ていて爽快だ。毎度思うけれど、この映 画に限らず海外の刑務所が舞台のものは刑務官が犯罪者集団すぎるのだがこれ でいいのだろうか。この映画も御多分に洩れずというところだが、だからこそラストが映える。

 自信を持ってオススメしたい。「希望」という言葉を好きになれる、いい映画。