ハッピーエンド作品紹介ブログ

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「今夜、ロマンス劇場で」〜日常がカラフルに見える、いい映画〜伏線解説感想考察!

 

 

 純粋な、ラブロマンス。後半にかけて、どんどん引き込まれて行く。はじめはコメディチックで昔の映画業界が描かれる。奔放な綾瀬はるかに振り回される坂口健太郎の構図で、あまり自分の中でハマるものはなかった。綾瀬はるかの自由さには笑わされたけど。

 展開が変わったのは綾瀬はるかが自分の秘密を坂口健太郎に伝えてから。そこからは2人の思いが交差する。よくあると思われがちだが、この映画の違うところは2人の結末の選び方だろう。病院で孫がお見舞いに来た時は感動だった。

 この映画のもう一つの妙は、過去を回想する形で描かれているところだと思う。だからこそクライマックスの展開が成り立つし、2人が重ねて来た時の⻑さから、愛の深さを感じることができる。

 ラストシーンを物語の中にしたのも面白い。現実と回想と脚本が入り混じる中で混乱させずに感動まで導かれた。

 脇役だが、北村一輝中尾明慶のキャラクターも好きだった。憎めない2人だと思う。

 2人の境遇と歩んで来た⻑い道のりは、まさにロマンス。ロマンスと聞くと一夏の〜、とか一夜の〜、とか短期間を連想しがちだが、この映画の2人は一生ロマンスの中を歩み続けていたのだと思う。日常がカラフルに見える、いい映画だった。

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