ハッピーエンド作品紹介ブログ

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「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」〜世界規模の話ながら感情移入しやすい優れた設定〜伏線解説感想考察!

 見どころ多く、長時間ながらも一気に引き込まれた作品だった。シリーズ最終弾として、豪華なキャストたち。恐竜たちも出し惜しみなく登場。過去作のオマージュ場面も多々あり、満足度の高い作品になったのではないだろうか。過去作の主要キャストが揃ったこともあり、死者が少なかったのが意外だった。これまではメインキャラクターであろうが容赦なく喰われてきたが、歴戦の勇者達は身を守る術を心得ているのか、生存率高くて何より。

 

おすすめポイント1 オールスターメンバーのキャスト陣

 ジュラシックパーク3部作、ジュラシックワールドの過去2作のメインキャストが登場。特に、彼らがクロスオーバーする場面は感動的だった。まずはメイジーがグラントとサリーに遭遇。この時点で時空を超えた出会いの気がしてエモかったが、やはり車が横転した後の全員勢揃いの場面には勝てない。ここで揃うのか!というテンションの高まりと共に、総まとめ作品としての位置づけをキャスティングで感じられる名場面だった。

 

おすすめポイント2 恐竜の暴れっぷり

 過去作、特にジュラシックパーク3部作はホラーかと見間違うほど残酷な恐竜の人間を喰らう様子が描かれてきた。今作ももちろん、恐竜が暴れる。そして今作の傾向として、恐竜同士の争いが重点的に描かれる、という点もあげたい。クライマックスも恐竜同士の戦いであるし、迫力が凄まじかった。また、クライマックス場面では、タイトルロゴをオマージュした場面が描かれたのも嬉し。タイトルロゴといえばティラノサウルスの骨が円の中に顔を出しているのだが、クライマックスシーンでは本物のティラノサウルスが建物のオブジェである円形の飾りの中からロゴそっくりの位置どりで姿を表すのである。そんな小さい心配りが、シリーズを追ってきたものとして嬉しかった。

 

おすすめポイント3 大きな風呂敷と小さなステージ

 序章として語られる、現在の世界はかなり深刻だ。恐竜が世界中に放たれ、世界のあちこちで問題が発生している。さらに、特別変異した巨大なイナゴが、穀物を食い尽くして食糧難に追い込む。世界はかなり混乱している様が描かれ、解決できる規模なのかとかなり大きく話は展開される。一方で、実際の冒険の舞台となるのはイタリアの一ヶ所の施設のみだ。その中で恐竜と向き合い、闘い、敵側の人間とも争う。この世界全体に目を向けた大きな風呂敷と、実際のアクションはイタリアの一部分という小さな場面に限られる違いが、この映画の妙だ。まず、問題を世界て巻き込むことにより視聴者の当事者意識、問題の大きさを意識させる。一方で、キャラクター達の活動する場面を狭い範囲で描くことにより、キャラクターへの理解や入れ込み度、行動への納得感、共感が容易に得られる。そして最終的には、一箇所の問題だったのが世界に影響を及ぼし、感情移入しやすい仕組みでありつつ世界全体という規模の大きな話ができる優れた設定だった。

 

          

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