グランツーリスモ〜事実は小説より奇なり〜伏線解説感想考察!
題名通りのゲームから本物のF1レースへ繋がる実話をもとにした物語。主人公はグランツーリスモが大好きな大学生ヤンで、ヤンがゲームプレイヤーからプロのF1レーサーになって活躍する所までが描かれる興奮と感動の物語。
おすすめポイント1 レースの迫力が半端ない
まず、映像がとても美しい。ゲームらしさと現実の融合がきれいで、ゲーム映像から現実のレース映像への移り変わりがとても自然でレースに入り込める。現実のレースではピットでの段取りの良さだったり急発進だったり迫力も満点。
おすすめポイント2 漫画のようなサクセスストーリー
ゲーマー大学生がプロになって表彰台に上がるまでが描かれるのだが、本来ならばあり得ない設定が現実に起きている感動を余す事なく伝えてくれる映画。実話であるからこその感動と興奮を味わえる。エンドロールで本人の写真が登場するのだが、このシーンがまた絶妙でまたひとつ感動する。主人公のスタントシーンを本人が務めたエピソードもエンドロールで明かされ、最後まで見どころが尽きない。
おすすめポイント3 疾走感溢れるテンポ感
F1レースさながらに、映画の展開も滞る事なくテンポよく進んでいく。その中でしっかりと物語に山と谷が作られていて、単に見やすいだけではなく盛り上がりのメリハリも絶妙。サウンドもテンポの良さに一役勝っていて、時が流れるシーンや丁寧に描かれるハイライトのシーンなどそれぞれ印象的なサウンドが盛り上がりに貢献していた。
F1レースという普段からの馴染みは薄い競技に挑む主人公を、視聴者も競技にのめり込んで真っ向から応援できるいい映画。