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「コンフィデンスマンjp 英雄編」〜絶対に騙されるのに超爽快〜伏線解説感想考察!

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 3人の超一流詐欺師がコンゲームを仕掛けて大金を得るストーリー。
 長澤まさみ演じるダー子、東出昌大演じるぼくちゃん、小日向文代演じるリチャードの3人組で、バランスが絶妙だ。ダー子は能力がありつつ、強引さで引っ張っる俺様タイプ。ぼくちゃんは性格も良く常識人のような顔をしているが、ダー子に騙されやすいカモでもある。リチャードは底知れない感じが面白いが、美人に弱いというわかりやすい弱点。3人の掛け合いが軽妙で笑いながら見ていられるのだが、もちろんメインは騙し合い。毎回、想像の上をいくダー子の仕掛けに視聴者側も騙される。3人が詐欺に失敗したと思わされたところで始まる種明かしが実に爽快だ。これまでに連続ドラマ、映画2本がありそこでの登場人物も豊富に登場するため、映画3作品目の今作から見ても勿論楽しめるが、これまでの話を知っていると登場人物の面でより楽しみが増える仕掛けになっている。
 ここまではコンフィデンスマンjp全体のお話なので、おすすめポイントでは今回の映画について語ります。

 

おすすめポイント1 敵味方の入り乱れが過去最高
 コンフィデンスマンjpお得意の手の1つに、敵だと思っていた人物が実は事前に潜り込ませた味方だったという事があるが、今回はそこかしこに関係者が紛れており、歴代最大規模の仕掛けになっている。最後の30分で驚き、そしてもはや笑い出す事請け合いだ。ダー子よ、どこまで作ってるんだ、と。

 

おすすめポイント2 巧妙な時系列
 先ほども書いたが、今回の仕掛けは歴代最大規模だ。当然、時間も大切な要素。描かれ方はそれぞれの登場人物にスポットを順に当てていく方法なので、時間は理解するために大切な要素だ。比較的わかりやすいので困る事は無いが最後の種明かしの部分では存分に効果が発揮されて面白い。

 

おすすめポイント3 3人の関係性
 ダー子、ぼくちゃん、リチャード。この3人の関係性が3代目ツチノコとの会話を通して垣間見えるところが面白い。ダー子が2人に対する思いを吐露するところは珍しく心温まる。もちろん、メインのコンゲームで対立する中でのおちょくりあいは健在だ。
 毎回のお楽しみポイントでもあり、今回も振り回されるぼくちゃん、調子に乗るぼくちゃんなど、ダー子がちょっかいを出し続けているのは見ていて笑えて期待を裏切らない。