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「きっと、うまくいく」〜クライマックスが2つのきれいなハッピーエンド〜伏線解説感想考察!

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あらすじ
 日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。 抱腹絶倒の学園コメディに見せつつ、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。根底に流れるのは学歴競争。加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマ。(C)Vidhu Vinod Chopra Production 2009.All rights reserved

 

オススメコメント

 最高です。自信を持ってお勧めできるいい映画。インド映画というと、踊り中心のイメージが強く癖があるとかって思っていたが、この映画は誰が見ても楽しめる。もちろん、ミュージカルの場面はあるが、クドさもないし、音楽も耳障りが良くて聞いていて楽しめた。

 まずは、きれいなハッピーエンドがいい。時系列でいうと、現在から始まり、過去を辿り、現在に戻って終わるのだが、クライマックスが2つあると言える。 

 過去部分だけでも十分一本の映画になる。過去の部分に1つのクライマックスがあり、本来のクライマックスもしっかりとあるのだ。

 原題が「3 idiots」であるように、これはおバカな3人組の物語だ。型破りな時事友人のランチョー、写真家になりたいファルハーン、臆病者のラジューの話なのだが、中心人物は何と言ってもランチョーだ。現代部分は彼を探す旅であり、彼の人生の謎解きである。

 ランチョーの主人公感、半端ない笑。自分を強く持ち、学長も恐れず立ち向かい、基本的になんでもできる。それでもバカをやるところが愛せるんですよね。過去部分は大学生活の4年間なので、基本は学園コメディーだ。いたずらもするし、恋もするし、変な風習もあるし、教師とも戦う。十分面白い。しかし、この映画がただの学園コメディーに止まらない理由が、現在部分が描かれているところだ。現代部分は随所に挟まれており、卒業以来姿を消したランチョーをファルハーンとラジューが探し続ける。その過程でランチョーの謎が明らかになり、大学時代のエピソードがより深く理解できて、一層面白いのだ。十分面白い映画を、作り手本人の解説を聞きつつ見ているような気分だった。そして実は私自身は現代部分が好きだ。

 特にラストのランチョー登場シーンからは最高に気持ちよく見ていられる。オチには気づける人も多いと思うけど、それでも十分ニヤニヤできるのではないだろうか。

 実はこの映画、約3時間と、とても長い。一気に見ることもできるが、しっかりインターバルも設けられているので一度休憩して見てもいいかもしれない。ちなみに私はインターバル前の終わり方が気になりすぎて一気に見ました。絶対に後編を観たくなる映画2部作の前編の終わり方だった笑

 バカをやっている3人の中にも、名セリフは多い。邦題にもなっている「All is well(きっとうまくいく)」はもちろんだが、私は「成功を追うのは間違いだ。優秀なら成功はついてくる」この言葉が好きだった。そしてこのセリフ、ラストまで覚えているとよりニヤニヤできるのでぜひ。

 コメディーあり、ドラマあり、サプライズありで、3時間に様々な要素が詰め込まれた、お手本のようなハッピーエンドに大満足のいい映画だった。

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